印刷インクには印刷方式の違いにより、それぞれの方式に対応するインクがあります。 版式の分類ではオフセットインク・活版インク・スクリーンインク用途の分類では新聞用インク・ポスター用インクなどがありその他にインクの中の溶剤や乾燥硬化方式による分類から水性インク・熱乾燥インク・紫外線硬化インクがあります。 最近よく印刷されているものに見られるSOYインク。SOYとは、日本語で「大豆」のことで、SOYインクとはインクにふくまれる油の一部を大豆油に替えた環境に優しいインクのことです。 従来の印刷用インクは、主に顔料・樹脂・溶剤に使用されていた石油系有機溶剤(顔料などを溶かすための液体)などが練り合わさって出来ていました。 SOYインク誕生によって健康を害する恐れがある揮発性有機化合物の発生が大幅に軽減でき作業環境が改善され、ゴミとして処分しても地中での分解が容易で、古代から再生パルプにする際にインキと紙を分離しやすく環境保全につながります。 又、SOYインクは発色が良く、また皮膜強度が強いため摩擦に対して色が落ちにくいという特性がありそれによって品質を長く保持できます。 ソイインクは、天然の大豆油をインク溶剤として使用することによって環境問題・安全面に機能したインクです。それ以外にも様々な機能性インクがあります。 その一部を紹介します。 磁性インク 磁性の帯びやすい酸化鉄を利用したインクです。銀行の通帳やクレジットカードなど磁気を検出して文字を読み取ります。 パールインク 真珠のような独特の光沢をもたらすインクです。不透明になっており上品で高級感のあるイメージに最適です。 蛍光インク 蛍光顔料を使用しており他のインクに比べてより発色の良い効果を高めたインクです。看板・ポスターなど目立たせたい部分に使用します。 |