目詰まり防止方法
キチンと電源をオフにする。
最低でも月に1回プリントする。
ホコリの混入に気を付ける。
プリンタを久しぶりに出して使ったら、印刷がかすれている。
ノズルのクリーニングを実行してみたけど一向に改善されない。
何度かトライしているうちに、今度はインクがなくなって……。
そんなトラブルは意外とよくあることだろう。
せっかく選んで買ったプリンタなのだから、
なるべく問題がない状態で長く使いたいものだ。
では、目詰まりしないで使うコツというのはあるのだろうか?
プリンタが目詰まりしてしまう原因は、インクを吐出しているヘッド部分にある。
インクが乾いて固まってしまったり、細かなホコリが混入してくっついてしまい、
それらがノズルクリーニングでも取れなくなると、印刷がかすれてしまう。
一番目の“キチンと電源をオフにする”というのは、
すなわちプリンタのヘッドを定位置(ホームポジション)に戻すということ。
ホームポジションにヘッドを戻すと、その先ががっちりとガードされて、
乾燥やホコリの混入に対して強くなる。
例えば、プリンタが紙づまりを起こして止まっている状態で、
コンセントに差さっている電源を「ブチッ」と抜くと、
ヘッドがホームポジションに戻らずに途中で止まっている状態になることがある。
何か別の用事ができたからと、そのままプリンターを放置して忘れてしまった──、
となると目詰まりの危険性は高まる。
これについては万年筆やサインペンなどを想像してもらうと分かりやすい。
ペン先にきちんとキャップをしておけば、
次に文字を書こうとした際もスラスラとインクが出てくる。
プリンタのヘッドも同じことなのだ。
二番目の“月に1度プリントする”というのは、
ヘッドに付着したインクが固まらないように飛ばすという意味がある。
プリントする用紙や種類は何でもいいとのことで、
ノズルチェックパターンでもプリントアウトすることで効果があるそうだ。
エプソンによれば、染料と顔料では、顔料インクのほうが固まりやすいそうなので、
顔料インクを使うプリンターを持っている人は、
なるべく月に1度のメンテナンスを心がけるといいだろう。
三番目の“ホコリの混入に気を付ける”というのも重要だ。
ちょっと前のプリンタでは、給紙トレイが本体上部の後ろ側にあるものが主流だった。
このタイプで長期に渡ってプリンターを使わない場合に気をつけたいのが、
きちんと給紙部のフタを閉じておくということ。
ホコリは上から下に落ちてくるもので、
面倒くさいからといってプリンターの給紙部を開けたまま数ヵ月放置してしまうと、
そこからホコリが内部に侵入してしまう。
また、印刷する用紙にホコリが付いていないかどうかもチェックしたい。
プリンタに差しっぱなしにしていたり、
その辺に放置しておいてホコリが付いた紙をプリンタに差して印刷しようとすると、
ヘッド側にホコリが残ってしまう可能性がある。
そうしたホコリが積み重なってしまうと、目詰まりの危険性を高めるのだ。
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