プリンタの修理について
2003年以降のモデルならメーカーで修理対応できる。
「一度買ったモノは大切に使いたい!」という人なら、プリンタのトラブルが起こった際、
買い替えではなく修理を選ぶかもしれない。ただし、あまりに古すぎる機種だと、
メーカー側に交換するパーツが残っておらず修理自体ができないこともある。
プリンタで見てみると、キヤノンでは2001年発表の製品(一部、2002年のものを含む)、
エプソンでは2002年発表のものにおいて修理対応が終了しており、
メーカーに持ち込んでも直せない。
自分の持っている機種が該当するかどうかは
メーカーのサポートページでチェックしてみよう
家電と同じで、プリンタも古くなってくると、調子の悪い1ヵ所だけ修理して戻ってきても、
また別の劣化しているところが壊れるという悪循環が起こりがちだ。
以前、キヤノンのプリンタはユーザーが自分でヘッドを交換できるようになっていたが、
2009年2月にこのヘッド部品の販売は終了している。この理由についてキヤノンは、
「プリントヘッドの交換だけでは印刷品質が改善しないケースもあり、
プリントヘッド以外の点検・修理が必要であるとの判断から」と説明している。
もちろんモノを大切に使う気持ちも重要だが、
例えば「たまに紙送りがうまくいかないけど、だましだまし使っている……」という状況なら、
買い替えも視野に入れてみてはいかがだろう。
ちなみに、先に取り上げたヘッド以外でトラブルが起こりがちなのが、
給紙機構に付いているゴムだ。
このゴムに紙粉や異物が付くと、うまく用紙が送れなくなってしまう。
このゴムは太陽光の紫外線でも変質する可能性がある。
極端な話でいえば、プリンタを窓際に置き、
直射日光があたる状態で給紙トレイを開きっぱなしにして置いておくというのはかなり危険だ。
ホコリが混入してヘッドが汚れるだけでなく、
ゴムまで痛めてうまく給紙できなくなってしまうだろう。 |